整備難民問題を考える

本日10月7日はミステリー記念日です
毎回殺人事件が起きる漫画ってすごい事件遭遇率ですね


こんにちは木原モータースです
さて、今回は整備難民のお話です

それほど表には出ていませんですがネット界隈でたまに整備難民のお話が出ています
簡単にいうと整備を依頼する工場がない、又は予約を取ることが困難ということです

要因はいろいろありますが・・・
①整備士不足
 2004年の整備士資格試験受験者が7万2623人だったのが
 20年後の2024年は3万5504人と半減です
 これは整備士の環境が悪かったことがメインですが今はいろいろ改善されていますね
 こうなるとそもそものキャパがありません
 新規の受け入れをお断りしている整備工場は主にこれが原因です
 外国人人材を受け入れて対応しているところもありますが
 難しい修理をするのは酷かもしれません

②新車販売が低調な中、保有台数は増え車齢が長い
 保有台数は
 2005年 7827万台
 2024年 8256万台
 平均車歴
 2004年 6.77年
 2024年 9.34年
 新車が高額になりつつありますので中古車を視野に入れる人も多いのではないでしょうか
 いくら性能が良くなったとはいえ機械製品ですので
 車齢が長くなるほど故障の可能性が増えます

③囲い込み商品の販売
 いわゆるメンテナンスパックのことで
 整備工場側がユーザーと接点を持つために始めた商品ですが
 加入している方はほぼ入庫しますのでキャパを圧迫します

④一般の整備工場がそもそも診れない車両に乗っている
 こちらはまぁ少ないでしょうが
 改造車・輸入車・旧車など専門業者にツテがない場合受け入れ先が見つからないことになります

⑤繁忙期と閑散期の差が大きい
 決算期となる3月は新車がたくさん売れますので
 それに伴い車検も3月にどどーんとやってきます
 昭和や平成初期にバリバリ働いていた人に話を聞くと
 繁忙期は日付が変わるまで仕事をしていたそうです
 今はそんなことできませんが・・・それほどの仕事量ということです
 その分4月になると暇ですので予約も普通に取れます


仕事の平準化はどの業界でも共通の悩みかと思います・・・。
当社でも工場の混み具合によっては受け入れをお断りする場合がございますが
可能な限り調整致しますので事前連絡での予約をお願い致します

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